中古車買取の査定
中古車買取の査定において、業者が重視するポイントや査定基準とされる項目についてまとめてみました。
●洗車、車内やトランクの整理、掃除
担当者の印象を良くすることは大切で、車内の掃除とボディの洗車はしておきたいところです。
プロの査定者はボディよりも、むしろ車内の状態を重視します。そこで、車内にていねいに掃除機をかけましょう。とくに髪の毛などを残さないようにすることが基本です。シートの下も忘れずに。ダッシュボードなどは、化学雑巾でチリを拭き取っておきます。
ボディは、汚れがひどいときは洗車し、艶がない場合は、できればワックスがけもします。また、ウインドウに貼ったシールは、きれいに剥がしておきます。
意外と忘れがちなのがトランクの整理です。余計な物はすべて出し、スペアタイアと装備されていた工具だけにしておきます。ボディ細部にサビがあるときは、サビ止め剤を塗っておきます。厳しい担当者ほど、逆に細かな手入れ、配慮をプラス評価してくれるものです。
●できるだけ車内の臭いをとっておく
消臭剤などを使い、できるだけ臭いをとっておきましょう。
強い香りのする消臭剤は逆効果になることがあります。臭いを付けるのではなく、あくまでも臭いをとる方向の製品がお勧めです。
とくに嫌われるのがタバコ臭です。タバコの臭いはガンコで簡単にとることはできませんが、近年、有効な消臭剤も出てきました。ただし、車を手放す数カ月前から、車内では禁煙をするなどの工夫も必要でしょう。また、ペットの臭いにもきちんと対応しておきましょう。
●点検記録簿・取り扱い説明書などを確認
車の履歴書としての点検記録簿があるかどうかは確認しましょう。洗車や掃除など、車自体には万全の注意を払っても、点検記録簿や車両本体の保証書などの扱いがぞんざいなこともあります。次のオーナーのために、きちんとファイルしておきたいものです。
車の取り扱い説明書も忘れずに付けておきます。最近の車は、各操作系がコンピュータ化されたものが多く、取り扱い説明書がなければ使えないこともあります。なかでも国産車と操作が違う輸入車はお手上げです。
中古車購入者にとって、その車が何らかのリコールにかかっているかどうか、また、対策済みかどうかも非常に気になります。対策済みの場合は、ディーラーの担当者が記録簿に記したり、ステッカーを貼ったりするものですが、この点も査定担当者に伝えておきましょう。
●オーナーの努力を正確にきちんと伝える
車を大切に扱ってきたオーナーなら、査定のときに積極的にアピールすることも大事です。例えば、オイル交換は近所のカ−ショップで行なう人が多いと思いますが、一定の走行距離(3000〜5000km)に応じて、きちんとオイル交換してきたような場合、記録を見せながら伝えます。
車内禁煙を心がけてきたオーナーは、これも忘れずに申告しましょう。禁煙車は中古車市場で人気が高く、店にもよりますが査定額アップも期待できます。
また、新車のときからシートカバーをかけて使っているオーナーも少なくないと思います。この場合、査定時に自分からカバーを外し、シートの地がきれいなことを示します。担当者も当然シートの状態はチェックしますが、オーナーのアピールは有効的です。
●キズやヘコミはどうする?
ボディのキズやヘコミを、短時関で安く修理してくれる業者が増えてきました。とはいえ、小さなキズ1つでも、状態にもよりますが1万5千円〜2万円近い出費は避けられません。
しかも、その修理費用が査定で上乗せされることはありません。車買取専門業者が、自分のところで、より安く直すことができるからです。オーナーが手間と費用をかけても割に合いません。
ごく小さなキズの場合、器用な人なら、手放す愛車への感謝を込めて、市販の補修ペイントでキズを目立たなくするくらいのことにはトライしたいものです。線キズ程度なら、数百円の出費で想像以上にうまく補修できます。
●どの程度までの事故歴は言うべきか?
車体の骨格部分を損傷して修正または交換した場合(修復歴車)、また、ボンネットやドア、リアゲート(トランク)などを交換するほど大きなダメージを負ったときには、正直に申告するべきです。
最初は見破られなくても、その後、何人ものプロに評価されます。とくに現在はオートオークションに回されることが多く、そこで程度を厳しく判断されます。必ず事故歴はわかると思った方が間違いありません。その場合、店との契約内容にもよりますが、返金はもちろん、悪くすると損害賠償請求の問題が起こることもあり得ます。
●オプションは付けて売る? 外して売る?
クルマを手放すときに気になるのがオプションの評価です。新車への買い換えの場合、ディーラーに下取り車に装着されているオプションがメーカー純正品で、グレードが高ければ、査定額にプラスされることもあります。
しかし、メーカー外のオプション装備は、新車ディーラーでは、さほど価格が付かないと思った方がいいでしょう。ディーラーではなく、買取専門店では、パーツの買い取りリストを整備し、加算してくれるところが増えてきました。少しでもパーツに値段を付けてほしいなら、そのまま買取専門店に売却するのが有利です。